ymaruiwaの投稿 (2012年1月17日)
先週仕事で2泊3日の大阪出張。Golden Disk Award というK-POP のレコード大賞に当たるイベントのお手伝い。二日間に渡って30組ほどのK-POP のアーティストが出演する歌と踊りの祭典。K-POP をほとんど知らない私にとっては非常に興味深い2日間だった。
Golden Disk Award は過去25年実施されてきた歌謡大賞であり、一般部門とデジタル美門がそれぞれ1日ずつ開催される。今年は初めて韓国の外での実施。海外進出に戦略的に取り組んでいるK-POP らしい動き。
会場は京セラドーム。室内なのだが、Red Carpet やら待ち時間などは外で、亜熱帯のアジアから来日しているファンも一部いたのだが、彼女たちは極寒の大阪に震え上がっていた。他に彼女たちがよく口にしていたのは、「なんで日本はこんなに年取っている人がK-POP のファンなの?」。Golden Disk Award のチケットは1日11,800円と高価だというのも理由の一つだろうが、韓国や他のアジアではK-POP は若い人のダンス・ミュージックとして支持されているのに対して、日本では韓流ドラマの影響か、おばさん世代(私くらいの)に受けている。母子での来場もちらほら見られた。
日本でテレビでよくみかけるK-POPスターは女性では少女時代とKARA、男性では東方神起。残念ながら東方神起は今回のGDAには出演しなかったが、KARAや少女時代は出演。3万にの観客をKARAや少女時代はもちろん魅了したが、ほかの20数組のユニットたちの人気ぶりが印象的だった。例えばFT Islandというバンドは、ダンス系のユニットと違って、観衆をもりあげる術も素晴らしく、同僚の話によると横浜アリーナを二日間満席にしたことがあるそうだ。黄色がシグネチャー・カラーで、ファンは黄色いペンライトを持ち、黄色いマントを羽織って声援を送っていた。ちなみに韓国で生演奏をするバンド系のユニットは珍しいそうだ。
実力派と思われるCN Blue / Jay Park などの演奏もよかったし、女性ボーカルのG.NAもかわいかったが、正直30組近くもいると、あまりピンとこない演奏もあり、3万人x2日間の観客も全部のアーティストが好きな人はいないにも関わらず、22,000円と二日間のイベントのために、大阪に来たというのは、本当にファンがなせる業。
先日他の同僚とランチを取っているときに、とある広告企画でHY なるバンドをキャスティングすることになったそうだが、私たちは誰も知らないのに、大変な人気であることや、同僚の近所にぶーぎーずなるカリスマ的ロックバンドのメンバーが住んでいたけれど、人に聞くまでバンドの存在を知らないという話などもあり、今の世の中は本当にコアなファンがいるアーティストやエンターテイナーと、一般的にみんながテレビで見たり、カラオケで歌ったりするような歌手たちに別れるんだなぁと実感する今日この頃。
テレビを見る時間・人数も減少しているというのもあるのだろうが、それ以上にプロモーションする側としてもマスに向けたマーケティングが高価な博打であるのに対して、数万人から数十万人のコアなファンを作る方がビジネスになり、事業計画が作成しやすいい(コストと売り上げの予測が立てやすい)ということから、現状のエンタメ業界は、マスとは違うレイヤーで動いていると思われる。