月別アーカイブ: 2012年10月

最近読んだ本

ここのところ読書のペースがあがっている。2週間に1度図書館に通い、アマゾンでも色々買っているので、ペースあげても全然追いつかないのだが。すべて読んでいる本が気に入るわけではないので、9月に読んだものでよかったものをここに抜粋(myFave コレクションの画像を利用)。

septbook

暴かれる嘘(Telling Lies )95% (The Buying Brain) についてはすでに記事をアップしているので、今日は残りの本について書いておく。

“Losing my Virginity” (by Richard Branson)

10年以上前に当時の同僚にリチャード・ブランソンの本がすごく面白いと聞いたことがあって、一度読んでみようと思っていたのに、今になってしまった。結果からいうと読んでよかった!現実は小説より奇なり、波乱万丈な人生である。久しぶりに情報技術ではないベンチャーの話だったのも新鮮だった。抜群の行動力と人を見る目があるのだろう。常に新しいビジネスは始める際に適任者を側近に迎えられているのがすごい。そして世界で勝負している人同士での親交が深まり、また新しい展開が発生する、という相乗効果によって、今やブランソンはネルソン・マンデラやある・ゴア元米国副大統領と色々なプロジェクトを動かしている。彼の貪欲さが気持ちいい本である。

Losing My Virginity: How I’ve Survived, Had Fun, and Made a Fortune Doing Business My Way
Losing My Virginity: How I've Survived, Had Fun, and Made a Fortune Doing Business My Way Richard Branson

Crown Business 1999-10-19
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ヴァージン―僕は世界を変えていく

ヴァージン―僕は世界を変えていく リチャード ブランソン Richard Branson

阪急コミュニケーションズ 2003-04
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翻訳のココロ(鴻巣友季子 著)

読んでいて、この人は本と映画(とワイン)が好きなんだな、ということが伝わってくる文章。嵐が丘に魅せられ、取材旅行もし、自分の人生をかけてもいいとまで思った話や「ワイン」という一言を「葡萄酒」と訳すべきなのか、「酒」と訳すべきなのかなど実際の翻訳の仕事の一部をリアルに語って見せてくれたりして、興味深い。個人的に日本語と英語を行ったり来たりする人とは共感ポイントが多いので、そうした人の本は好んで読んでいる。

翻訳のココロ (ポプラ文庫)
翻訳のココロ (ポプラ文庫) 鴻巣 友季子

ポプラ社 2008-12-05
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科学の扉をノックする (小川洋子 著)

「博士の愛した数式」の作家小川洋子さんが興味のある科学者たちを取材したものをまとめた本。彗星、DNA, 鉱物、遺体科学などなど確かに作家の想像力をかきたてるだろうトピックばかり。彼女の小説がまた読みたくなる。難を言えば、もっと写真がほしかった本であるが、ちょっとした現実逃避にはいい。

科学の扉をノックする (集英社文庫)
科学の扉をノックする (集英社文庫) 小川 洋子

集英社 2011-03-18
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数学の出番です(日沖桜皮 著)

タクシーに相乗りして、距離が短い人と長い人でどう割り勘するといいのか、など実生活の中で数学の理論を使うエピソードを多数紹介。待ち時間1-2時間ある時にさくっと読める娯楽本。中学レベルの数学すら忘れかけている文系の人はたぶん2時間、理数系の人はきっと1時間で読める。著者がいつもたむろしている飲み屋も楽しそう。

数学の出番です。―つい人に伝えたくなる数学のハナシ (チャートBOOKS SPECIAL ISSUE) 数学の出番です。―つい人に伝えたくなる数学のハナシ (チャートBOOKS SPECIAL ISSUE)
日沖 桜皮

数研出版 2006-04
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中学受験について考える

長女は区立小学校の小4である。中学の受験率は学校にも学年にもよる。長女の小学校は全体的に言うとそんなに受験率は高くなかったのだが、最近は学年の半分くらいが受験し、残りの半分が地元の区立中学に進学するようだ。

長女の学年は平均より少し受験率が高そうで、我関せずの長女も最近になってようやく仲良しのお友達が一緒に地元の中学に進学しないかもしれないという事実に気付き、「どうしようかな?」と考え始めている。今まで地元の中学校以外の選択肢があること自体把握していなかったというのが正しい。

本人は小5になるまで自分がどうしたいのか色々考えたり、お友達の話を聞くのだろう。実は私自身、親としてどうするのがいいのか決めていない。地元の中学のメリット・デメリットをあげておく。

地元中学に進学する理由

  • 家に近いので、休日などにも学校関係の活動に参加しやすい。これは親にも言えることで、PTA活動にも積極的になれる。
  • 一生の友達ができる。私たち夫婦は今の家に生涯住もうと思っているので、子供たちにとっては今の家が「実家」となる。実家付近に小さいときからの友達がいるというのは楽しいだろうと思う。私は実家付近にもう友達がいない。中学から私立に通ってしまったせいもあると思う。今、地元出身のPTA仲間は大半小学校も中学校も地元で、大人になった今もタイトな仲間意識を持って生活している。
  • 学力レベルは悪くない。これも学年によるのだが、最近、地元中学校出身で現役東大生も出ているし、多くの卒業生が新学校の都立高校に行っているらしい。
  • 生徒がとても素直。小学校のイベントにボランティアで多くの中学生が参加してくれるのだが(内申書の点数がもらえるから)、本当に気持ちいいの中学生たち。校舎にもお邪魔しているが、掃除がとても行き届いていてきれいである。
  • 義務教育は基本的に無料!(受験しても公立に進学すれば無料ではある)
  • 受験塾に通わなくていい。これは費用的にはメリット。

受験をする理由

  • 一学年一クラスしかない。3年間同じクラスの人としか付き合いがないことには正直抵抗がある。特にj長女は自分から進んで新しい友人を作らないタイプなので、そうした中学生活を送れば、高校以降も社交性が低いままになってしまうかもしれない。
  • 受験による成長の機会損失。長女は日曜日に習い事を一つしているだけど、残りの日はゆっくりしている。スポーツや音楽など打ち込むものがあればいいのだが、特にないので、ある程度の時間とエネルギーを受験に注ぐのも悪くないと思っている。
  • 公立校には強い特性がない。長女はどうも男子を苦手としていて、女子校が合っているような気もしている。ほかに彼女は習い事を通してデザイン系の作業が得意だということも自覚し始めていて、そうした勉強に力を入れている環境も検討したい。

ざっと書き出すとこんなところだ。地元中学校進学が優勢だが、長女と一緒に結論を出していこうと思う。

キンボール大会

先月の話になるが品川区のキンボール大会に出場した。小学校PTA連合の活動で、5校対抗PTA役員のキンボール大会を企画しているので、練習を兼ねて公式大会にも出てみることにしたのだ。出場メンバーは6名のみで、1-2回しか練習したことがない人のみ。当然一番初心者のリーグにエントリーしたのだが、会場の品川総合体育館(大崎)についてみると、みんな自分たちよりうまい人ばかりで、かなり焦った。

13チーム出場で、3試合プレイしたあと、3チームの決勝戦。3試合の結果は1) 3チーム同店1位、2) 2位、3) 1位、ということで、一度も3位にならなかったことがきいて、決勝戦進出という想定外の結果。決勝戦はやっぱり勝ち抜けなかったので、初心者リーグ(フレンドリーB)で3位入賞という結果。出場・応援メンバーは大興奮。

決勝戦の模様(私はベンチ — 笑)。

キンボールは初心者でも入りやすく、体への負担も少ない。PTAメンバーもぐっと仲良くなってきているし、練習の際に同行している子供たちも興味津々。ボールがやたらに大きくてピンクだというだけで、なんだか楽しい感じになるのも事実。チームで楽しみながら健康的な活動ができるのがありがたい今日この頃。

保育園運動会

先週末、次女の保育園の運動会もありました。あいにくの雨だったので、急きょ体育館での実施。若干狭かったけれど、無事に実施された。長女の小学校の運動会とかぶっていたのだが、次女は今年最後ということで、午前中は長女の運動会はあきらめて、次女の運動会を見に行った。

かけっこ、親子リレー、遊戯などあったが、印象的だったのは組み体操。てっきり組体操は小学校の5-6年生がやるものだと思っていたが、幼稚園・保育園でも実施しているところはあるようだ。我が家では初めての経験。なかなか見応えがあった。長女の保育園でも全員が逆上がりができるようになっていたり、次女のクラスも倒立が全員できるし、今は二輪車の練習をしていて、「卒園するまでには一輪車が乗れるようにしたいと思っているんですよ」という担任の発言。体が小さいうちの方が色々チャレンジしやすいのかもしれない。

以下写真。まずは飛行機。

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逆立ち。保育園バージョンは足をサポート役のお友達の肩にかけて、サポート役のお友達が立ち上がるという方法。簡単にできる。

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二段ベッド。なかなかきれいにできていました。ブリッジも全員できていた。

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扇。

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3人ピラミッドも6人ピラミッドも長女は一番下。なかなかどっしりしているということか。

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来年はいよいよ長女と一緒の小学校での運動会である。

SMAPのコンサートに行ってきました

昨日は初めてのSMAPのコンサート。考えてみたらSMAPが初めてだけではなくて、ジャニーズもほかに誰も見たことがないし、日本では初めての野外コンサートでもあった(調布の味の素スタジアム)。高校の時の同級生がファンクラブに入っていて、誘ってくれたのだ。とても素敵な体験だった。よかったことを列挙。

1) 天気がよくて、最高に気持ちよかった。野外は耳にも優しいことを発見。通常屋内コンサートだと耳が鳴ってしまうほどの大音響なのだが、野外だと音が抜けるせいか、同じ音量でも耳鳴りはなし。花火の打ち上げもあってもりあがった。天気が悪いときといいときで全く感想が違ってしまうのだろう。

2) セットが素晴らしい。お金をかけているのはもちろん、5万人の観客にある程度まんべんなく近距離になれるよう、ステージやゴンドラが動くし、大スクリーンの映像をバックに凝った舞台装置が演出の完成度を高めていた。ジャニーズのコンサートはどれもそうらしい。

3) SMAP は国民的スター。20年以上活動していることもあり、5人とも知名度が抜群なグループというのはやはり迫力ある。一人ひとりアップになってもかっこいいし、個性と経験があるので、トークも面白い。さらに5人が観客にもわかるくらい一緒に活動しているのが楽しそうであった。普段一人ずつでドラマなどの撮影ばかりをしていると「あ、俺SMAPなんだ!」と実感できるコンサートは本人たちも快感らしい。

4) 席がよかった。ジャニーズのコンサートは抽選で席が決まるのだが、今回は初めてだったのに、アリーナ席24列目というかなり贅沢な席。今後が心配だ。ちなみにアリーナ席には織田裕二もお客様として来ていた。踊る大捜査線 THE FINAL つながり(香取慎吾が犯人役で出演)。

正直SMAP のCDは耳だけで聞くのには不十分な点もあるのだが、ライブには大満足。ライブ中のみならず、SMAP登場前の会場の様子も撮影できず残念。ジャニーズのこの徹底している情報規制は時代に逆境していて、残念である。あんなに素晴らしい舞台装置の写真などがツイッターやYouTube で流れればさらに話題になり、人気が出ること間違いないのに、もったいない。世界の中での日本の芸能人の位置づけをあげるチャンスをみすみす逃しているとしか思えない。韓流にやられてしまうわけだ。

さて、次は誰のコンサートに行こうかな。

小学校運動会

忙しくてブログが書けない。記録しておきたいことはたくさんある。

まず小学校の運動会。3連休の中日の10月8日日曜日の予定だったが、朝から雨。それでも小学校からの連絡では10時半から遅れての開催。PTA役員は7時半集合だったのが、9時に変更。この日は次女の保育園の運動会でもあり、長女のみが小学校に向かい、次女と私たち夫婦へ保育園へ(保育園の運動会はまた別記事で)。

「お昼ご飯の時間になったから、長女ちゃんは我が家と一緒におにぎり食べ始めているねー」と11時半のご近所さんからのメールで私だけ小学校へ向かう(保育園の運動会がまだ終わっていなかったので)。着いてみると、校庭は水浸し。役員仲間に聞くと、選手宣誓をしただけで、雨が強くなってしまったため、児童は教室で待機して昼食になったとのこと。結局この日は昼食後、解散。夜はそれでも一応打ち上げ(笑)。体力的にも精神的にも疲れ、その日から私は38度の熱を出してしまった。

週明け、振替休日を経て、木曜日に運動会は延期。この日も雨の予報で実行が危ぶまれたが、途中ぱらぱらっと降られて以外は無事終了。長女の4年生は80メートル走、団体競技(台風の目)、遊戯 (Part of World) 。例年と比べるとちょっと小粒な出場だった。

目玉はいつもリレーや騎馬戦とともに組体操。今年の組体操は特に入場から凝っていたし、最後には5-6年生総勢153人でひとつのピラミッドを作り、感動的。順延になってしまった日曜日の夜、校長先生が「今年は出来がいいので、本当に日曜日に大勢の保護者に見てほしくて、なかなか中止にできなかった」と言っていた意味がわかった。

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写真だとわかりにくい。YouTube にアップしテイル人がいたので、そちらもリンク。

平日だったせいで、見学の保護者も多少少なく、穏やかな運動会であった。去年まで場所取りでかなり緊張した空気が流れることを受けて、今年から立ち見見学のみとなった運営だったので少し心配していたが、特にトラブルなく、進行。みんなでござ広げながらピクニック気分で運動会見学ができないのは少し寂しいが、これもまた時代の流れ。