私の親友の娘でもあり、長女の仲良しでもあるNちゃんが今年から小学校の管弦楽団(オーケストラ)に入り、毎日のように練習に励んでいると聞いていて、一度演奏を見なくてはと思っていたところへ、年末にファミリーコンサートをやるということで、娘たちと行ってきた。
別のブログ記事で書くことになると思うが、小学校PTA連合の活動で、学校間の交流を深めるための研究を今年してきて、保護者にとって、よその学校を訪問をするということがとてもいい刺激になるという結果が強く出ている。考えてみると確かに自分の子供の学校と、自分が子供のころ通っていた学校以外になかなか情報はなく、意外と学校によってやっていることが違っているのに、そうした情報は流通していない。よその学校に行く機会があったら行くことを保護者にはおすすめする。
コンサートもお友達の学校の体育館で行われ、長女も「うちの学校よりひろーい」などとすぐに自分の学校とすぐに比較を始めていた。そもそも長女の学校にオーケストラのクラブなどない。運動会などで演奏をする小さい吹奏楽部があるだけだ。お友達の管弦楽団は60人で構成されていて、なかなか立派だと思ったのだが、指導の先生のお話で「東日本のコンクールでは圧倒的に小さい楽団だった」とあり、驚かされた。少子化の昨今、規模のあるオーケストラがある学校ってどんどん限られてきてしまうのだろう。
コンサートは演奏だけではなく、歌や劇もあり、もりだくさん。印象的だったのは、「世界のクリスマスとお正月」というコーナーがあり、「帰国」と呼ばれる楽団メンバー14人がそれぞれ今まで生活したことがある国について簡単にエピソードを披露をしていたこと。長女も「すごいねぇ、あんなにたくさん外国に住んだことがある人がいるなんて」と目を丸くしていた。もともと転勤する家庭が多い学校でもあり、相当地元密着型の長女の学校とは雰囲気が違うようだ。マイクを持って一人や二人だけでみんなの前で歌っている同年代に対しても恥ずかしがりの長女相当感銘を受けていた。
![concert concert](https://ymaruiwa.wordpress.com/wp-content/uploads/2012/12/concert_thumb.jpg?w=244&h=184)
お友達の担当の楽器は「ファゴット」。木管楽器で一番低い音が出るもの。とても優しい音。彼女が担当するまで知らない楽器で、Nちゃんのおかげで知ることができた。周囲に社会人になっても楽器活動を続けている人たち何人かいるのだが、ちょっとうらやましいと思っている。音楽によって得るものはきっと多いだろうし、グループで演奏していればチームワークを大事にするだろうし、仲間もできる。自分は20年ほどピアノをやっていたが、練習量に対してあまりに上達しないので、すっかりやめてしまった。小4長女は残念ながらこれまで経験も興味もないようだが、年長次女は保育園で鼓笛隊活動をしており、かなり楽器には興味を持っているようだ。小学校に入って鼓笛隊活動は終わってしまうので、何か環境を提供するか検討中。
コンサートの日の夜はお友達家族と食事をしたのだが、コンサートの後片付けとプレゼント交換会があり、お友達たちはちょっと遅く登場。せっかくだからもう一軒行こうということになり、初めて家族でハシゴ。翌日、長女は起きてきて、「昨日、二次会行ったよねー。大人で言う、二次会に初めて行っちゃった」とちょっと嬉しそうに言っていた。大人の気分だったのかもしれない。