茶道について何も知らないです

今月末で退職する先輩とランチ。彼女は20年来お茶をたしなみ、お弟子さんを持つ師匠さんでもあるのだが、退職に伴ってフルタイムで茶道の世界に身を投じるのだそうだ。具体的にはついていらっしゃる先生の助手として、道場の掃除からお稽古やお茶会などの準備など手配などをして、「修行」を積むそうだ。教えるということも「行」のうちに入るということで、お弟子さんたちのお稽古も継続。

話していて色々考えさせられた。「スポットでお茶の体験教室をすることがあるんだけど、会費を集めるときにそのおうちの様子がわかっちゃう」そうなのです。きちんとのし袋に入れた新券(先輩はピン札という言葉は絶対に使いませんでした)を持ってきてくれる人もいれば、郵便封筒にふつうのお札の人もいるし、揚句の果てにお財布から現金をそのまま渡そうとする人もいる、ということである。聞いていて、私もお財布からそのまま現ナマ(こんな言葉は先輩の前では使いませんでしたが)を差し出す可能性大で、焦りました。飲み会と同じノリでは全くだめで、いくら体験とは言え、茶道に興味を持つなら、事前に下調べをして心づもりを整えるべきということもあるのだろう。忙しさにかまけて、いろいろな場面になにも準備せずに登場していることが多い自分を反省しました。

先輩は懐紙と新券は必ず持ち歩いているそうだ。そう言えば、長女も千代紙を持ち歩いては、封筒や包みを自分で作ったりしていて、もしかしたら茶道に興味を覚えるかな、と思えた。毎年学校経由で募集される伝統文化教室に来年は応募してみてもいいかもしれない。自分は正座が全くできないので、お茶を実際にやるのは無理だが機会があったら、本くらいは読んでみよう。

先輩の今後の歩みが楽しみです。

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